シェリング・ゼミナール

 シェリング協会では、年に一度の学術大会とは別に、オンラインでの研究活動も展開していきます。講読会を中心としながらも、講演会や研究発表会も組み入れていく予定です。みなさまのご参加をお待ちしております。

次回シェリング・ゼミナールのお知らせ
【日時】2024年6月14日(金)19時半~21時半(延長の可能性あり)
【開場】Zoom
【概要】 イアン・H・グラント『シェリング以後の自然哲学』浅沼光樹訳、合評会 
 現代を代表するシェリング研究者の一人であるイアン・ハミルトン・グラントの『シェリング以後の自然哲学』の邦訳(人文書院)が昨年末、ついに刊行された。この記念碑的著作は、主に2つのコンテクストが交差するところにある。一つは硬派なシェリング自然哲学研究としてのコンテクストであり、もう一つはドゥルーズ哲学や思弁的実在論といった現代哲学の一展開としてのコンテクストである。一方を抜きにして、この著作の豊潤さを語り尽くすことはできないだろう。そのため本合評会には、両方の方面に明るい三者をお招きした。来年2025年はシェリング生誕250周年であると同時に、ドゥルーズの生誕100周年でもある。これをきっかけに、シェリングとドゥルーズ、そして思弁的実在論との繋がりがより多面的に論じられることを期待したい。
【登壇者】 司会者:中村徳仁 報告者・コメンテーター:浅沼光樹、檜垣立哉、中島新
【申し込み方法】 非会員の皆さまへ 
   非会員の方は事前登録が必要になります。
   非会員の方の事前登録URL →こちら 

シェリング・ゼミナール(オンライン)での研究発表募集 (2021年11月28日更新)

 新しい試みとして、学会とは別に、オンラインのゼミナールでも研究発表の機会を設けたいと考えております。1-2名程度の発表者を想定しており、時期は2022年の3月後半を予定しております。日程の詳細については希望者との間で調整を行います。
 発表するためにはシェリング協会への入会が必要です。オンラインのゼミナールでの発表者も年報への投稿資格を得ることができますが、掲載スケジュールは7月の大会での発表者に準じます。発表を希望される方は、2022年1月31日までに、発表タイトル(日本語と欧文の両方)および氏名(所属・分野)を明記した1000字程度の日本語要旨を事務局にメールでご提出ください。

シェリング・ゼミナールの記録
2023年度
第1回 西山雄二氏講演会「根源知と領域交差性 ―シェリング『学問論』を読むデリダ」
第2回 シェリングとブロッホの影響関係

2022年度
第1回 『学問論』新訳刊行を記念して(イントロダクション:監訳者、藤田正勝氏)
第2回 『学問論』第6講の読書会 翻訳者、平尾昌宏氏を迎えて
第3回 『学問論』第7講の読書会  陪席者:平尾昌宏氏
第4回 『学問論』第13講の読書会  陪席者:渋谷理江 代表質問者:中島新(ボン大学)
第5回 『学問論』第14講の読書会  陪席者:八幡さくら 司会:中村徳仁

2021年度
第1回 高山守(東京大学名誉教授)「初期シェリング哲学をめぐって」
第2回 読書会『哲学の原理としての自我について』(1795)
第3回 『哲学的書簡』の翻訳者、古川周賢氏を迎えて
第4回 『実在論的転回と人新世:ポスト・シェリング哲学の行方』の著者、菅原潤氏を迎えて