シェリング年報‘15 第23号
【シンポジウム 無意識と偶然性― シェリングと現代】
十八世紀ドイツの経験心理学における無意識的領域の問題――モーリッツの『経験心理学雑誌』を中心に 津田保夫
後期シェリングにおける無意識と偶然性 橋本崇
無意識の美学――ニーチェと現代 山本恵子
司会報告 栗原隆
【クロス討論 自然美学と自然倫理】
マルティン・ゼールの『自然美学』における美的なものと倫理的なもの
――シラーの美学思想を参照軸とする一考察 平山敬二
自然の倫理 北澤恒人
【特別報告】
シェリング『諸世界時代』における「存在」概念をめぐって 山口和子
【公開講演】
造形芸術と自然との関係について――シェリングのアカデミー講演 松山壽一
【論文】
シェリング『自然哲学の考案』における動力学と化学について 中島新
【研究ノート】
神話と啓示が齎す帰結としての「Existenz 」――「不可知」を学問する積極哲学の方法的原理 濱田覚
【書評】
松山壽一著『悲劇の哲学――シェリング芸術哲学の光芒』 小川真人
第十回(二〇一四年度)日本シェリング協会研究奨励賞選考委員会報告 委員長 久保光志
日本シェリング協会活動報告 事務局
編集後記 田中均
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