シェリング年報‘12 第20号 目次
【巻頭挨拶】
日本シェリング協会の二十年 藤田正勝
【特別講演】
シェリングとニシカワ――西川富雄先生の生涯と思想 松山壽一
渡邊二郎先生のシェリング研究について 久保陽一
【シンポジウム 自然における光と闇】
自然の歴史化――英国の環境芸術をめぐる考察 伊東多佳子
神々の骰子――シェリングと自然の根源偶然 加國尚志
近世自然神秘思想における「ガイスト」と「自然」 中井章子
司会報告 佐野之人
【テーマ討論 ゲーテとシラーにおける「自然」】
ゲーテの化学指南役たち 石原あえか
シラーの自然哲学――世界の複数性とイシス神 坂本貴志
司会報告 田中均
【クロス討論 ゴシック復興――建築をめぐるロマン主義】
ケルン大聖堂の建設とゲレスのゴシック建築論 井戸慶治
〈ゴシック復興〉のなかのフリードリヒ・シュレーゲル 武田利勝
【投稿論文】
努力、コナトゥス、衝動――ヘルダーリン詩学におけるスピノザ存在論とフィヒテ意識哲学との総合の試み 小野寺賢一
【研究ノート】
フィヒテとシェリング――「自我を捨象せよ」を巡って 本田敏雄
初期シェリングにおけるカント哲学の影響 松井淳
【書評】
岡部雄三著『ヤコブ・ベーメと神智学の展開』 岡村康夫
田中均著『ドイツ・ロマン主義美学』 胡屋武志
水田恭平著『美的思考の系譜』 宮田眞治
【新刊紹介】
『シェリング著作集1b 自然哲学』『シェリング著作集4a 自由の哲学』 伊坂青司
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