シェリング年報‘08 第16号 目次
【シンポジウム・ヨーロッパの理念】
ロマン主義における「ヨーロッパ」の理念 小田部胤久
一八世紀における非ヨーロッパ世界像とヨーロッパ
――レッシングとヘルダーを手がかりにして 笠原賢介
ヨーロッパにおける他者の思想
――レヴィナスの「創造」をめぐる考察を軸にして 中真生
司会報告 諸岡道比古・中井章子
【クロス討論・ヘーゲル対シェリング】
<クロス討論1 神話・宗教論>
「新しい神話」構想とキリスト教――シェリングとヘーゲルの分岐 伊坂青司
後期シェリングにおける神話と宗教
山口和子
司会報告 栗原隆
<クロス討論2 ロマン主義とナショナリズム>
ヘーゲルとの対比におけるアダム・ミュラーの国家構想 原田哲史
ロマン主義的国家概念の論理的基礎
――アダム・ミュラーに於ける社会的対立の媒介 早瀬明
司会報告 松山壽一
<クロス討論3 小説論>
小説論のゆくえ 山田忠彰
二つの〈回帰〉――『芸術の哲学』における小説論をめぐって―― 宮田眞治
ヘーゲルの小説論に関する一見解 佐藤康邦
司会報告 佐藤康邦
【特別報告】
ベルリンにおけるシンケルの劇場改革――理念と現実 長野順子
【論文】
シェリング『自然哲学考案』の有機体論 能登谷美佳
ジャン・パウル文学における二項的原理 江口大輔
キッチュ:破壊と救済のはざまで
――アドルノ美学におけるキッチュの位置をめぐって 竹峰義和
【新刊紹介】
『シェリング著作集5b・啓示の哲学』 岡村康夫
【書評】
菅原潤 『昭和思想史とシェリング――哲学と文学の間』 竹花洋佑
【国際学会報告】
国際シェリング協会主催「バイエルン学士院講演二〇〇周年記念会議」報告
小田部胤久
【シェリング協会研究奨励賞授与報告】
第三回(二〇〇七年度)日本シェリング協会研究奨励賞授与報告 久保陽一
【追悼文】
渡邊さんを偲んで――元会長渡邊(名誉)教授への追悼に代えて 西川富雄
欧文レジュメ
日本シェリング協会活動報告 事務局
編集後記 伊坂青司
日本シェリング協会会則
『シェリング年報』に関する規程
日本シェリング協会役員
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